2017年06月24日

取り敢えず終わりました

原稿はゴミ箱に!

 この1ヵ月間原稿書きに悩んでいたフォーラムが終わりました。フォーラムは第1部で「終焉を迎えて、ー言〜それぞれの立場から〜」と言うテーマで当事者である入所中の3名の方からと社会復帰をされた3名の方、そして家族の方1名から生の声を聞き、第2部で樹木希林さんを交えて「それでも人生にイエス、か?」と言うテーマで話し合いが行われました。第1部は一人当たり持ち時間が6分と非常に短く、長い波乱万丈の人生をとても6分では語れないと声が出る中、出来るだけ多くの方々の声を聞きたいということで、走るようにして各人から思いが語られました、途中、時間が無いと思い、司会の徳永さんにモグジーは2部で話をしますので、1部ではカットされていいですよと伝え、2分で自己紹介だけさせていただきました。

 非常にお忙しい中をこのフォーラムのために東京から駆けつけて下さった樹木希林さんは第1部の後半に会場に到着され、第2部から舞台に登場されましたが、その存在感は圧倒的でした。最初に、映画「あん」の中で感じられたことを話され、先ず、「あん」に付いて話合うことになりました。ふだん本と映画をほとんど見ないモグジーですが、幸いにもは妻の勧めで本と映画を見ていて地獄を見ないですみました。しかしフォーラムで感想を言わされるとは想像もしておらず、司会の徳永さんから、「最初に、〇〇さんどうぞ」とモグジーの名前を呼ばれたときは、頭が真っ白になりました。何とかそれなりの感想を言い、希林さんからコメントを貰いましたが妻が勧めてくれていなかったらと思うとゾーとしました。一人が話すごとに希林さんからコメントや突っ込みが入り、しかも希林さんの突っ込みが見事でし迫力が有った為、会場は大いに盛り上がり正に希林さんの独演場とフォーラムはなりました

 今回、フォーラム開催に合わせて徳永さんより全国の入所者の方々に現在の気持ちを聞かせてくださいとの葉書を送っていましたが、470名もの多くの方々から返事が有り、司会の徳永さんより紹介されました。そのことに関して、モグジーが、「ハンセン病者に対する絶対隔離患者撲滅政策により入所者は次々と死に、現在療養所の入所者は激減している。家族を失い伴侶を失い、子供を産むことも許されなかった入所者は共に生きる仲間も失い、どうしようもない寂しさを感じている」と発言したところ、希林さんから即座に「皆寂しいのです、老人ホームで一人孤独に死んで行かざるを得ない寂しさを抱えた人もいます、皆寂しいんです」と見事にバサリと切られてしまいました。それとは違うと言いたかったのですが言葉が出ませんでした
 最後に、希林さんが「社会復帰自体が目標ではなく、日々の暮らしに喜びを見出し、希望を見出すことが幸せではないか」とまとめられましたが、モグジーの中には吹っ切れない自分がずっと居続けました。

 尚、このフォーラムの様子は山陽新聞で紹介されていますのでご参照ください


モグジーが今回原稿を書くとき、無い頭をひねって、これまでに療養所で亡くなられた方々の思いを書き、この方々の思いも重ねて欲しいと書きましたが、今日のフォーラムは流れが別の方向に行ってしまい、振り返ってみると、場違いとも思えましたので、結果的に話す時間がなくて良かったのかも知れません。

 このフォーラムを提案された徳永さん、徳永さんの思いを受け止めて裏方に徹して頑張って下さったFIWCの仲間たち、そしてフォーラムで貴重な話をして下さった当事者の方々、そしてお忙しい中を東京から駆けつけて下さった樹木希林さんを始め多くの方々お蔭で心のこもったフォーラムを作り上げることができ感謝の気持ちで一杯です。勿論、会場に駆けつけて下さった500名余りの方々のご支援が無ければ、このフォーラムを作り上げることはできませんでした、皆様方に感謝の気持ちで一杯です。

フォーラムを終えた後、近くのお店で打ち上げをしました。モグジー自身も何か一仕事終えた気分となり久しぶりにビールを飲みましたが、とても、美味しいお酒となりました。打ち上げの席で今日のフォーラムの第1部で家族の立場として思いを力強く語ってくれたF君と久しぶりに色々な話をしました。F君はモグジーが高校で教師をしていた時の受け持ちの生徒でしたが、モグジーを越えるどころか遥かに上を飛んでいる姿を見せて貰いとても嬉しく思いました。

posted by モグじー at 18:22| 徳島 🌁| Comment(3) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 土曜日は、お疲れ様でした。苦労して準備したのに、報われずにお気の毒でした。
 長くなりますが、私なりの雑感を。
・若い人が多くて驚きました。私が、たまに顔を出す政治的?集会は、年寄りばかりです。
・フォーラムのテーマが抽象的過ぎて、一般的な終焉の迎え方、過ごし方に話が薄まってしまったようです。ハガキアンケートの設問も同様です。
・みんな年をとったのでしょうね。平安な終焉を迎えたいとの思いが、過去の思いを遠退けてしまったようです。光田園長を一部評価する話が、入園者から出されたのは、意外でした。ハガキアンケートでも「感謝」が多かったのも意外でした。
・大阪在住のYさん(Kさんの友人?)の「入所中の人生にはノーを、退所してからの人生にはイエスを。今後どうなっても園には戻りたくない。」との発言が、この方の生き様と園での生活を語っているのだなあと感動しました。
・「我が人生に悔いなし」と語って園内で人生を終えた方の生き様も、広い意味で「社会復帰」と言えるかも知れない。
・樹木希林さんの存在感は大きかったですね。世事を超越した発言は、人生の達人なのでしょうね。決して人寄せパンダではありません。遠い席でしたが、さすが女優です。オーラがありました。そして、綺麗な人に見えました。
・結論として「怨讐の彼方に」なのかな〜・・・・・
Posted by akagane norio at 2017年06月26日 13:04
 追伸
 25日の「朝日」にも記事が載りました。樹木希林さんがメインの記事でしたが、記者(高木智子)が上手くまとめていました。でも、私としては、物足らない。
 
Posted by akagane norio at 2017年06月26日 13:46
 土曜日は駆けつけて貰えとても嬉しく思っています。参加して貰えたので
内容は充分把握して貰ったと思いますが、終焉を迎えた入所者の思いを聞くのが
目的でしたので、あれで仕方なかったのかも知れませんが、偏った人選で有った
のが残念です。徳永さんがずっと愛生園に関わっていたので仕方ない面もあり
ますが。それと、聞くだけでなく、どう聞くかも話したかったですね。
 生き残っている人だけでなく、厳しい状況で亡くなった人の思いも重ねないと
いけないと思い、亡くなった人の思いを少しでも紹介しようと準備していました
が、希林さんの独演会となり時間が有りませんでした。聞く人にとっては、これ
も楽しかったかも知れませんが…
Posted by モグジー at 2017年06月26日 23:25
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